サンケイホーム スタッフブログ【出水店】
皆様こんにちは。
松園です。
以前から、今日はこのことについて書くと決めていたので、
どんなことを書こう?といろいろ考えていたのですが、
今日になってもまだ、どんなことを書いたらいいのか分かっていません。
「震災から5年」と、連日のように耳にします。
もう5年、と感じる方も、
まだ5年、と感じる方もおられるのだと思います。
「東日本」という言葉が、「震災」の枕詞のようになってしまったように感じたこともあります。
たくさんの方が実際に被害に遭われて、
たくさんの方がいまでも傷を負いながら生活しておられて、
たくさんの方がそれを支えながら生きておられる・・・
いろんな方の、いろんな思いがあるので、
わたしには、すべてをひと括りにすることはできません。
ただ、震災のようなつらいことを考えるとき、
いつも決まって思い出す曲があります。
「どんな悲劇に埋もれた場所にでも 幸せの種は必ず植わっている
こぼれ落ちた涙が 如雨露いっぱいになったら その種に水を撒こう」
Mr.children / 花の匂い
つらいとき、きっと泣いていいんだと、
じょうろがいっぱいになるくらい泣いてもいいんだと、
それこそがきっと、今はまだ見えない幸せの礎になるのだと。
わたしが震災に遭われた方のつらさや悲しみや苦労をどんなに想像したとしても、
きっとそれよりもはるかにつらいものなのだと思います。
誰かの痛みを本当に理解しようとしても、
その人のように分かってあげることはできないのだと思います。
わたしにできるのは、今はまだ見えない幸せを信じることだけです。
毎日絶望と闘いながら生きている方たちの、これから来る幸せを信じることだけです。
どうぞ皆様が、その小さな種を見落としてしまうことがありませんように。
皆様、本日もお元気でお過ごしください。