サンケイホーム スタッフブログ【出水店】
つなぎ融資あれこれ。
慶越 2017年 06月 29日 (木) 12:01
皆様こんにちは!
鮭のたきこみごはんに味をしめ、昨日はピラフを作ったら、
あまりのおいしさに今日のお弁当にまでつめこんできた松園です!!ヽ(≧▽≦)ノ
さて、木曜日は住宅ローン関連のお話をすると決めたものの、
今日は本当に何をお話しようかとてもとても悩んでいたのですが、
救いの手は1年前の私から差し伸べられました。
以前ブログでも少しお話したと思いますが、
私のデスクの引き出しの中には「松園とりあえずボックス」という名のファイルがありまして、
このサンケイホームに入社した当時、
建設のことも建築のこともなにも分からなくて、
出会った疑問を手当たり次第に調べていって、
その結果を次から次にとりあえずほうりこんでいったファイルなのですが、
その中に住宅ローン関連のものもけっこうありまして、
今日はそこにあった「つなぎ融資」というものについてお話しようと思います!!!((*´∀`*))
「つなぎ融資」って、住宅ローンを調べていないと出会うことのない言葉ですよね。。。
今日も松園がバシッと説明しますよ!!!ヽ( ̄▽ ̄)ノ
ローンを組むとき、たいていの場合は担保が必要ですよね。
住宅ローンを組むときは、建ててある土地と建物が担保となります。
ですから、すでに建ててある建物(住宅)を買うときは特に問題ありません。
でも注文住宅の場合は、これから家を建てるというのですから、
その時点では住宅ローンを組むことができないわけです。
「じゃあ、建てた後で住宅ローンを申請すればいいじゃないか」
と、思われましたよね? そのとおりです!!!
建てた後で住宅ローンを申請すればいいのです(・∀・)
でも一つだけ、それもとりわけ大きな問題があるのです!
注文住宅の新築一戸建ての場合、
何千万という代金を、建てたあとに一括で払うわけではありません。
○ 着工金(全体の1/3)
○ 中間金(全体の1/3)
○ 竣工金(全体の1/3)
通常はこのように、数回にわけて支払いをします。
例えば3000万円の家を建てるとなった場合、
工事に着手する時点で着工金として1000万円、
上棟式の頃に中間金として1000万円、
完成した後に竣工金として1000万円支払うということになるわけです。
住宅ローンを申請できるのは完成した後ということでしたので、
着工金と中間金のあわせて2000万円は、
住宅ローンでは借りられないので、
手元に持っていなければいけなければいけないという、
なんともハードルの高い話になってしまうのです!!!(`;ω;´)
そこで登場するのが「つなぎ融資」というものです!
住宅ローンを正式に融資してもらうまでの間の「つなぎ」で借り入れるもので、
借りている間は元金の返済はせず、金利のみを支払い、
住宅ローンを融資してもらったらそのお金で精算する、
便利なローンなのです!!(ノ´∀`)ノ
この便利な「つなぎ融資」ですが、
いくつかの注意点があるので、あわせてご紹介しておきますね。
○ つなぎ融資はひとつの「融資」
原則として、
「つなぎ融資をしてもらう金融機関」と「住宅ローンを融資してもらう金融機関」は同じところです。
つなぎ融資だけを扱ってくれるところはほとんどありません。
しかし、「つなぎ融資」=「住宅ローンの一部」ではありません。
「つなぎ融資」は、独立したひとつのローンなのです。
ですから、ローンを組むときに必要な手数料や印紙代、
印鑑証明や住民票などの必要書類は、
住宅ローンとは別で用意しなければいけません。
○ 全ての金融機関がつなぎ融資をしているわけではない
つなぎ融資を取り扱っている金融機関はたくさんありますが、
必ずしもすべての金融機関が取り扱っているわけではありません。
これから住宅ローンを組もうとしているところが、
つなぎ融資を取り扱っているのかどうか、
事前に調べることが大事ですね!
○ 住宅ローン控除の適用外
年末の時点の住宅ローンの残高の1%の金額を、
毎年の所得税から10年間にわたって控除できる「住宅ローン控除」ですが、
つなぎ融資はこの「住宅ローン控除」の対象からははずれています。
つなぎ融資のまま年を越してしまうと、
「住宅ローン控除」の適用は翌年からになるので注意が必要ですね!
とても便利な「つなぎ融資」の仕組みをよく理解して、
楽しいマイホームづくりに役立ててください!ヽ(*’▽’*)ノ
今日もムシムシして、これから夏がくるんだなぁという感じがしますね。。。
ちゃんと水分補給して、ちゃんとおやつも食べて(?)、
今日も一日はりきっていきましょう!!!